2019年07月09日

11月ビクトリア&ワークショップ反省その2

前回に続き、11月のコンサートのお知らせです。
チラシ用に斉藤氏に書いて頂いた宣伝文をご紹介
させて頂きます。

* * * * * * * * * * * * * *

 カトリック教会で「死者の月」とされる11月に、凝縮し
た表現と高い精神性によって現代のわたしたちを惹きつけ
る名作、ビクトリアの6声のレクィエムをベアータ・ムジカ
・トキエンシスは演奏します。この作品は、後期ルネサン
スを代表する作曲家のひとりビクトリアの最高傑作とされ
ていて、19世紀から現在までに9種類の現代譜が出版さ
れ、30近くの団体によって録音されている人気作。彼が晩
年に仕え1603 年に亡くなったハプスブルク家の皇太后マ
リアの葬儀のために作曲されました。
 スペイン生まれのマリア・デ・アブスブルゴ・イ・アビ
ス(1528- 1603)は神聖ローマ皇帝カール5世の娘でス
ペイン王フェリペ2世の妹であり、従兄に当たる神聖ロー
マ皇帝マクシミリアン2世と結婚しウィーンに在住しまし
た。皇帝となった2人の息子、ルドルフ2世とマティアスに
大きな影響を与えたとされます。夫の死後はスペインに帰
国し、マドリードのデスカルサス・レアレス修道院に隠棲
しました。ビクトリアは、この貴婦人に仕える4人の聖職
者の一人であり、二人は精神的に深くつながっていたと言
われています。彼はこのレクィエムを皇太后の死からわず
か3週間で書き上げましたが、作曲が終わるまで皇太后の
葬儀は行われませんでした。
 1605年に出版された後、一時期は忘れ去られてしまっ
たと思われる作品ですが、19世紀半ばに「再発見」され
「ビクトリアの最高傑作にして、これまで書かれた宗教音
楽の最高峰」という評価を得ています。最新の研究成果を
参照しつつ、17世紀初頭のスペイン宮廷の精神世界を探求
し、蘇らせたいと考えています。(斉藤基史)
11.11&13ベアータ8表.jpg
* * * * * * * * * * * * * *

もう過去なのに、筆者がワークショップ二日目のレッスン
で中途半端にお話ししたことなど、心残りもいろいろ思い
出します。。とりとめない話になったなあ(=△=)

例えば「歩くとき、どこが初めに動き出しますか?」
という話。ひざ、胸、あるいは軸足で蹴っています、とい
う方もいらした。
自分で言うと、脚を持ち上げるより先に軸足の足首や
ひざをやわらかくしておくと、重心を動かそうとするだけ
であまり「努力」することなく自然に前に動き出せるよう
に最近は感じる。
脚が先、でなく、重心移動が先。

さきの問いかけそのものに対する直接的な答えになってい
ないと思うが、答えではなく問いかけによってより深い
発見や考えを刺激するような時間にしたいと思って、、
でもそれらが果たして何か有益なことにつながるかは自信
はない("へ")〜***。

声を出す前に息が動く。
息を出す前に何かが動く。
気持ち。身体。深〜い奥のほうの何か。

記号になるまでの何か、は必要でないかもしれないのだけ
れど、われわれは大事にしたい。
見えづらい何か。
聞こえづらい何かに
耳をすませること。

以前伺ったヴァイオリニストの方の言葉でハッとした。
「楽器が喜ぶような演奏をしたい」

自分の身体に耳をすませること。
そして他者の声に。
作曲家の音楽に。


posted by おいおい at 12:11| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月08日

ワークショップ御礼

昨日一昨日と二日間に渡って行われたワークショップは
無事に終了致しました。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

講師陣も一生懸命皆様に向き合ったつもりでしたが、
熱がこもり過ぎ、結果的に多少まとまりに欠けるような
指導・アドヴァイスになってしまったかもしれません。
個人的には、個々の旋律の流れ・互いの旋律の関係性
などをメインにお話ししていたつもりですが、数時間の
レッスンが進むにつれ、息、言葉、楽譜の持ち方、身体
の意識、さらに個人の発声の癖にも多少踏み込むときが
あり、人によっては注意するポイントが多岐に渡り過ぎ
て混乱された方もいらしたかもと今さら反省するところ
ではあります。
それから、、「疲れましたね」と何度も自分が発して
しまったことにも反省。。。発表会前には頭痛がして
薬で乗り切りましたが。

それでも、歌うのは受講生の皆さま。
二日間みっちりと心と頭、身体と声を使ってグループの
方々とともに歌い続けることは生半可な気持ちではでき
ません。
初日初めて合わせたときのあのズレズレ感(*△*;)
(失礼!)からの、翌日夜の成果発表会での熱い演奏へ
の変わり様はあらためてすごかったと思います。

…日が変わり、冷静になってみると、
自分たちが皆さんに求めアドヴァイスしたことは
はたして自分(たち)でできているのだろうか…
と空恐ろしくなってきます(~,~;)。ゾーッ。
そんな私たちが、言ってたことをどのくらい
できてるのか(*□*;;)知りたい人は…
次回演奏会にお越し下さい(笑)。

11.11&13ベアータ8表.jpg11.11&13ベアータ8裏.jpg

Beata Musica Tokiensis 8th CONCERT
ベアータ・ムジカ・トキエンシス 第8回公演

ビクトリア「レクイエム
〜オーストリア皇太后マリアの葬儀ミサ(1603年)〜
(レクチャー付きコンサート)

トマス・ルイス・デ・ビクトリア
Tomás Luis de Victoria (1548〜1611)
「死者のための聖務曲集」"Officium Defunctorum”より
6声のレクイエム(全曲) Missa pro defunctis   ほか

2019年
11月11日(月) 19時開演(18時30分開場)
日本ホーリネス教団 東京中央教会

11月13日(水) 19時開演(18時30分開場)
ミューザ川崎 音楽工房 市民交流室

(両日とも開演15分前より斉藤基史氏による
プレトークあり)

ベアータ・ムジカ・トキエンシス:
望月万里亜・鏑木綾・長谷部千晶・田尻健・及川豊・小笠原美敬
プレトーク:斉藤基史(企画アドバイザー)

チケット料金
一般 4,000円
ペア 7,500円
学生 2,000円 (当日は学生証をご提示ください。)

チケット取扱
東京古典楽器センター 03-3952-5515
TiGET (インターネット予約サイト)
[11/11 東京中央教会]https://tiget.net/events/60642
[11/13 ミューザ川崎]https://tiget.net/events/60643

主催:ベアータ・ムジカ・トキエンシス
(公式サイト http://beatamusicatoki.wix.com/beatamusicatokiensis)

…今のところ、、正直自信ない〜(冷や汗)
posted by おいおい at 12:24| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月22日

7/6,7ワークショップにむけて聴講のご案内

前回の投稿から日が経ちましたが、
おかげさまで、受講生の方々のご尽力、関係者各位
の努力で予定の定員以上のお申し込みを頂きました。
あらためて、御礼申し上げます。

いよいよワークショップを再来週に控え、
緊張と期待の入り混じる日々を送っております。

さて、課題曲と当日のスケジュールもほぼ固まり
ましたので、簡単にご紹介させて頂きます。
ご興味お持ちの方、お時間がよろしければ、
どうぞ聴講でのご来場をご検討頂けましたら
幸いです。

<課題曲>
Giovanni Pierluigi da Palestrina/ Sicut cervus(各グループ共通)

Philippe de Monte/ Peccantem me quotidie (a5)
Francisco Guerrero/ Ave Regina caelorum (a4)
Cristobal de Morales/ Regina caeli laetare (a5)
Orlando di Lasso/ Surrexit pastor bonus (a5)

<スケジュール概要>
7/6(土)
10:30〜 ガイダンス・発声・全体レッスン
12:00〜 休憩
13:00〜 レッスン
15:50〜16:30 斉藤氏レクチャー (予定:Sicut cervusについて)
16:40〜 レッスン
19:00  終了

7/7(日)
10:40〜 レッスン
12:00〜 休憩
13:00〜15:40 レッスン
17:30〜 発表会
18:30  終了(終了後プチ打ち上げあり)

*会場は両日とも、成美教育文化会館(東京都
東久留米市東本町8-14)内で、複数の部屋を使用
してレッスンが行われます。

もし可能であれば、準備の関係で前日までにご連絡
頂けますと助かりますが、もちろん当日の飛び込み
での聴講もOKです。
3,000円を握りしめてお越し下さい!

*聴講お申し込みは以下のホームページからどうぞ!
https://beatamusicatoki.wixsite.com/beatamusicatokiensis
また、前日までの詳しいお問い合わせは
beatamusicatoki@gmail.comまで。

…今年は台風に遭いませんように!!!
posted by おいおい at 10:55| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月14日

第2回ワークショップ(7/6~7) 応募状況

やっと花粉も収まったようで、昨日数ヶ月ぶりに
布団を天日干し。
ああ、すっきり(^u^)。

さて、当ブログですっかり宣伝し忘れていたのですが、、
以下ワークショップの準備が進んでおります。

*ベアータ・ムジカ・トキエンシス 第2回 ワークショップ*
「合唱とはひと味違うルネサンス・ポリフォニーを体感しよう !!」

2019 7/6(土)10:30~19:00 成美教育文化会館(東京都東久留米市東本町8-14)
   7/7(日)10:30~18:00 [西武池袋線 東久留米駅から徒歩5分]
  (各日の終了時間は多少前後の可能性あり)

beata workshop2019ちらし表(改).pdf

昨年初めて開催しましたが、予想以上に(!?)好評で、
今年も7月に行うことになりました。
ただ、「指揮者を置かない1パート1〜2名でのアンサン
ブルをどのようにつくっていくか」などとも銘打っている
ため、限られた少人数での挙行となり、現状では女声は数
名のキャンセル待ちとなっています。
その一方、男声はまだ各パート2、3名を募集しておりま
す。やはり土日2日間を確保するのは至難の業なのですね。
昨年も告知が遅くさらに厳しい状況だったため、女声での
グループも作り行いました。
6/5(水)を期限としておりますので、
特に男声の方、参加をご検討頂けましたら幸いです。

また聴講もできますので、お気軽にどうぞ。

お申込み:https://beatamusicatoki.wixsite.com/beatamusicatokiensis/workshop
お問い合わせ:beatamusicatoki@gmail.com

なお、次回コンサートは11/11(月)(一並びはたまたま
です)に決まりました。詳細が決まり次第、当ブログ、
HP、FBにてお知らせさせて頂きます。
”令和”1回目の記事でした。
posted by おいおい at 10:18| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月10日

3/9Lasso:Passio secundum Mattaeum公演終演

昨日、大森福興教会をお借りしての公演も
無事終了致しました。
他のコンサートも重なる中で足をお運び下さった皆様、
お世話頂いた関係者各位に、あらためて御礼申し上げます。
ありがとうございました。
聖堂の音響を考え、また歌い手にとっての乾燥防止のために
演奏中の暖房を切っておりましたので、大変寒い思いを
なさったかと思いますがどうかご容赦ください。

なお、昨日も斉藤さんの解説の中でお伝えして頂いたかと
思うのですが、ポリフォニーの楽曲はLassoが作ったもの
ですが、福音史家とイエスの朗唱の部分はそうでは
ありません。今回は以下のような楽譜を用いて演奏
致しました。
「朗唱楽譜の件ですが,この楽譜自体は,礼部聖省という
バチカンのお役所の監修のもとで編纂された,聖週間と
復活の八日間の典礼のための歌唱用儀典書「Officium
Majoris Hebdomadae et Octavae Paschae cum cantu
juxta Ordinem Breviarii, Missalis et Pontificalis Romani,
Regensburg-Vatican 1923.」からの抜粋」
(以上、西脇純氏からの説明より)
と思われるものです。
昨日もお客様とお話ししながら、説明が足りなかったと
思われるところがあり、念のため補足させて頂きます。

さて、いまだ反省、感想が(私の)頭の中でまとまらない状態なので、
今回は3/4,9の公演にてお客様より頂いたアンケートの
内容をここでいくつかご紹介させて頂こうかと思います。
(お言葉頂いた皆様、事後承諾になってしまうこと
お詫び申し上げます。次回アンケートよりこのような形で
ご紹介させて頂く可能性がある旨記載させて頂きますので、
今回についてはお許し頂けましたら幸いです。)

「期待以上でした」
「ベアータでしか聞けないマニアックぶりとこだわりっぷりに
感銘を受けました。」
「ラッソの曲が大好きで、LP・CDも手に入る限り集めてきた。
『マタイ受難曲』も3種のCDで聴いていたが、今回初めて
生演奏で聴くことができた。」
「静かな感動がありました」
「ラッソの受難曲ははじめて聞きました。受難曲のスタイルの
勉強にもなりました。」
「このような受難曲があるのだという驚きです。〜
解説をありがとうございます。数字のマジックにはびっくりです。」

もちろん、技術的な不満等についてもご意見頂きました。
その多くの点は私どもも気づいていることですが、われわれの力不足
のためで、決して今回の演奏に満足している訳ではありません。
ただ、演奏会の準備、本番にむけては、メンバーも
できるかぎりの力を費やしたつもりで、そこに悔いはありません。

…そういえば、昨日は静かな時間の中で、しばしばaの音(ラ)が
鳴ってました。空調のせい?会場によっては電気の音や、
空調によってそういうことがあるのですが、、、
今回の朗唱の基本の音がf(ファ)とかc(ド)と相性のいい音
だったので、私もきれいに音が保持できました(笑)。
posted by おいおい at 10:09| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする