2017年04月12日

4/7東京公演終了!!!

すっかり桜も盛りの時期となりましたが、
先週末は無事に東京での公演も終了致しました。
各方面でお世話になった方々、
お越し下さった皆様、ありがとうございました。

先週辺りからの桜雨(こういう言葉あるんですね)も、
花粉症の私としてはありがたい限りで。
スギからヒノキ中心の時期になってきて
近年はこの時期のほうが目や喉がムズムズするのですが、
おかげさまで当日も乾燥や花粉をあまり気にすることなく
本番に臨むことができました。

本当に本番は一期一会。
今まで普通にできていたのに、「本番だけは」なぜか
うまくいかなかったり、逆になぜか「本番だけ」
バッチリ決まる曲があったり。
しかも生身の複数のニンゲンが歌うものですから
それぞれのコンディションによる生もの。

今日は浅田真央さんの引退会見がありましたが、
やっぱり演奏とフィギュアスケートの(また体操なども)
演技の心理は共通しているように思います。
彼女の優雅でしかも見ている人の心を引きつける演技が
たゆみない練習から生まれてきたのは確かでしょう。
どんなに勢いがついてもしなやかさが失われないのが
(専門家ではありませんが)彼女の特長のように思われます。

歌詞を思い発音しながらも、フレーズを感じ、
他の声部を感じ、大きな音楽の流れを感じること。
これはやはり多くの良質な経験を通してしか磨かれない
技術なのかもしれません。とにかくわれわれは
リハーサルの一回一回の歌において自分の声と感覚を
研ぎすませてその質を高めていくしかありません。
それのみが、本番を支える自信となるのではないでしょうか。

今回は4声、5声、6声の曲がほとんどで、正直大変でした。
オクターブが合うことは大切ですが、全く簡単ではありません。
6声のカデンツではほとんどの場合3度を歌う声部以外では
誰かとオクターブ(または同度)関係になります。
ここが合わなければもちろん和音としてのまとまりは
形作ることができません。
しかし音程を共有するには歌い方自体を共有することでもあり、
ユニゾンというのがいかに難しく、そして大事かを実感しています。
私たちは数回前の公演から、特定のグレゴリオ聖歌などを
リハの初めに歌ってから各楽曲の練習に入るようになりました。
今回は取り上げた曲の中で、元になった聖歌の一つである
"Victime paschali laudes"を歌っていました。

さて次回は、…私が本番で言い忘れましたが…
斉藤氏によるラッソシリーズの第二回目です。
期日は11/10(金) 初めての九段教会にて、そして前後の
どこかの日にもう一回別会場にて同公演を開催する
予定です。
どうぞご期待下さい。

posted by おいおい at 23:14| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月03日

4/1川崎公演終了

4/1は無事川崎公演が終了致しました。
お越し下さった皆さま、ありがとうございました。
だいぶ心配しておりましたが、おかげさまで
結局40名を超えるお客様に囲まれて演奏する事ができました。

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天井はあまり高くないので教会のような響きは望めませんが、
その分近くで響きを感じる事ができる会場です。
指揮者がいないので、互いにどのように聴き合うか、合わせるか、
が必要になりますが、メンバーの中では、リハの状態より
お客様が入ったほうが互いの声を聴き合いやすかった、という声も
ありました。
ライブでは様々なことが起きるもので、この日に素晴らしくよかったもの、
いつもうまくいっているのに今回は…、などありましたが、
ともかくもう一度皆様の前で演奏させて頂ける機会があるので、
さらにクオリティを上げた演奏ができるよう準備致します。

…知人のお客様の中に、今回のプログラムのWalter,Senflのほとんどの曲を
歌ったことがある(!!)と言われる方がいらして、驚愕("O";)。
世の中は広いな〜。

posted by おいおい at 11:53| 東京 ☁| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月31日

いよいよ明日!!

ついに明日がミューザ川崎市民交流室での本番となりました。
(4/1ですがウソではありません。)

最後の宣伝をさせて頂きます。

まずはFBにアップされた斉藤さんからの宣伝です。

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公演が近づいたので演奏曲について少し書いていきます。
ゼンフルですが興味深い人物です。ハプスブルク家の皇帝やバイエルン公爵家
に仕えながらルターと文通、彼から依頼されて作曲しており心情的にはルター
派に近い人物と思われます。
イエスの重視は改革派の特徴です。十字架につけられた際に語った言葉に作曲
された「イエスが十字架に掛けられ」は、シュッツやハイドンも同一歌詞に作
曲していますが、ゼンフル作品はその先駆となる作品。演奏会で最後に演奏し
ますが、これは15分超える大作ドイツ語モテットです。
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バイエルン州立図書館写本には興味深い指示があります。元になる旋律が、ど
の声部に現われるか解説しています。第1部は諸声部で解決されたテノールに、
第2部はテノールとディスカントゥスが8度で、第3部はアルテルナティム(交互
に)、テノールとディスカントゥスで分割される 等々。この作品には、音型に
よる象徴や、音符による数象徴も見られます。そのことも、当日お話ししたい
と思います。 (斉藤基史)
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また、今回のプログラムです。
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有名なテキストもあれば、初めてご覧になるものもあるでしょう。
江戸時代より前にヨーロッパで響いた音楽を、どうぞこの機会に
一度聴きにいらして下さい。
よろしくお願いします。
posted by おいおい at 18:06| 東京 ☀| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月29日

お知らせと宣伝

まずは、チケットのご購入に関するお知らせです。

【東京文化会館でのチケット取扱い中止のお知らせ】
4月1日及び7日に行われる公演チケットは東京文化会館チケットサービスでの
取扱いが昨日をもって中止となりました。
これ以降、東京文化会館の電話、窓口、友の会からのご購入はできません
ので、出演者又は他の販売所よりお願いいたします。
この度の急な変更により、皆様にご迷惑をおかけすることを
深くお詫び申し上げます。

販売所一覧は下記の通りです。
◆チケット予約サイト TiGET
【4/1川崎公演】https://tiget.net/events/9144
【4/7東京公演】https://tiget.net/events/9145

◆東京古典楽器センター(店頭販売あり)
電話 03-3952-5515

◆ベアータ・ムジカ・トキエンシス事務局
電話・Fax 042-455-1997(平日のみ)
メール beatamusicatoki@gmail.com

以上、直前になりますがご連絡でした。

本日、4/1の公演前の最後のリハが終わりました。
あとは各自コンディションを整えるのみです。

今日も話が出ましたが、Walterの"Nun bitten wir"(6声)も
改めてほんとうにいい曲です。なんとも形容しがたいのですが、
合唱でやるのにも適当と思われますし、きれいですよ〜。
また、Senflの"O du armer Judas"「おお、哀れなユダよ」は
ユダがテーマの定旋律によって書かれた珍しい曲です。

こうしてみると、私たちのコンサートは『ノミの市』。
皆さんの知らない掘り出しもんありまっせ〜。
らっしゃい、らっしゃい〜(^□^)/
posted by おいおい at 22:19| 東京 ☀| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月16日

Senflの「七つの言葉」

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。(もう二月です。。)

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4月のコンサートに向けてTuttiのリハーサルが始まりました。
この日は練習前に、斉藤さんから今回の企画の柱であるルター、
ヴァルター、ゼンフルについて簡単にお話を聞きました。

もちろん二人の対照的な音楽を楽しんで頂きたいというのがメインですが、
個人的な<裏>の聞き所としては、Senflの『七つの言葉』
(="Da Jesus an dem Kreuze hieng"「そこでイエスは十字架に架けられ」)
があります。

筆者は以前に何回かシュッツの「十字架上の七つの言葉」を歌ったことが
あります。一度は自分で指揮も振ったので、この楽曲、
また、これらの言葉の内容についてある時期勉強しました。
しかし、これらのイエスの言葉はどんなに理解しようとしても
”頭だけでは”理解できそうにないと思ったのでした。

シュッツによる楽曲は、五声部の器楽(+通奏低音)と五声部の声楽(合唱)
から成り立っており、常に言葉は通奏低音によって支えられます。
冒頭と終結部はTuttiによる音楽、また核となる聖書の記事は器楽のみの
音楽によって挟まれており、シンメトリーの構造になっています。
記事の大半はソリストによって、時に合唱で歌われます。それに対して、
七つのイエスの言葉は二本のオブリガートが常に重ねられてソリストによって
歌われます。

コンサートではありませんが、グレゴリオ聖歌のみで受難の記事を数人で
朗誦したこともあります。別のアンサンブルではイギリスのデイヴィによる
ラテン語の(応唱風)受難曲も歌いました。
いつか、記事自体もすべて多声で書かれている受難曲も演奏したいと
わたしは思っていました。
西洋音楽の源流はやはりキリスト教というものを抜きにしては
考えられませんし、さらにイエスの誕生、受難の音楽も
音楽家自身にとっての信仰告白とは別に、職業的音楽家として
腕の見せ所であったはずと思うからです。

Ludwig Senflの"Da Jesus an dem Kreuze hieng"はすべて
同名のコラール(Johann Böschenstein作)の定旋律に貫かれ、
多声(最終曲のみ五声)で作られています。このコラール旋律は、
テノールパートを中心に、時おり他パートがオクターブや四度、
五度関係で追いかけたり、テノールの抜けた旋律を補って歌われます。

さてどういう曲かと言うと…くわしくは聴いてもらわないと
分かりません(当たり前か)。。
音楽作りもこれからですし、自分もまだよくわかってないのが
事実です。

ただ今回はちょうど四旬節、受難節の時期であり、
ぜひ信仰を持ってらっしゃる方々にも宗派に関わらず
この時期に、受難の音楽に心を傾けて頂きたいと思うのです。
1517年が宗教改革における一つのエポックの年としたら
今年はそこから500年という記念の年であります。

また主催者の一人としての私の望みのひとつは、
コンサートを聴いて楽しんで頂きたい、というものの他に、
「いい曲だなあ…」
と思った方々には、ぜひご自身の合唱団やアンサンブルなどでも
再演してほしい、というものです。
幸い今の時代には様々な方法で楽譜を入手できます。
どうぞ私たちの演奏会でお気に入りの曲を探して下さい。
この時代の音楽には「著作権」はもはや関係なく(!)、
みんなの財産なのですから。

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posted by おいおい at 18:55| 東京 ☀| Comment(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする